旅行者のためのエコノミークラス症候群予防・対策法

思えば、私がはじめてエコノミークラス症候群という病気を知ったのは、日韓ワールドカップの直前でした。高原選手が出場できないというニュースが流れたのです。ヨーロッパから日本へ戻ってくる飛行機でこの病気にかかり、登録メンバーから外れたというのです。きっと、すごく悔しかっただろうなと思います。

さらに、高原選手はそれから2年後のアテネオリンピックでも胸の痛みを訴えて出場を断念しています。もちろん、原因はエコノミークラス症候群でした。高原選手は、1度ならず2度までもこの病気に晴れの舞台を奪われてしまったのです。

1979年生れの高原選手は02年の時点で23歳。05年でも26歳です。しかも、彼は日本代表に選ばれるような一流のアスリートです。運動不足でも虚弱体質でもないのです。これは、エコノミークラス症候群が中高年だけでなく、若い年代の健康な人にも起こる病気だということを示しています。

つまり、「若いから平気だろう」「普段から体を鍛えている自分がなるはずはない」という油断は禁物なのです。飛行機に乗る以上、誰もが発症の危険を背負うのだと肝に銘じ、予防に努めましょう。

余談ですが、高原選手は4年後のドイツワールドカップで悲願の初出場を果たしました(結果はご存知の通りですが……)。これからもエコノミークラス症候群に負けず、世界の舞台でがんばってもらいたいものです。

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