ここからは実際に機内、または乗る前後に行うと良いエコノミー症候群の予防法を紹介したいと思います。
まずはしっかりと水分を摂ることです。1時間のフライトでは、だいたい80ccの水分が失われます。機内は乾燥しているため、私たちが感じている以上に体が乾いているのです。
友人が倒れたとき、彼女は意識して水を飲まないようにしていました。横一列に並んだ座席の一いちばん奥に座っていたため、トイレに行くのが面倒に思えたのです。確かに、寝ている乗客や本を読んでいる人の前を通りすぎるのはなんとなく迷惑なことのように思えます。
しかし、水分の不足は血液の濃度を上げ、血をかたまりやすくします。できるだけそれを防ぐために、こまめに水分を摂るようにしましょう。具体的には、1時間にコップ半分くらいは摂取したいところです。
しかし、コーヒーやアルコールには注意が必要です。これらは強い利尿作用を持っているので、吸収される前にトイレに行きたくなってしまいます。その際、すでに摂取していた別の水分も体外に出してしまうため、血中の水分を減少させるばかりか、脱水症状の危険性もはらんでいます。ですから、こうした飲料の飲みすぎはNGです。
ちなみに私は、できるだけ搭乗の前に食事を摂るように心がけています。そうすれば水分の補給もできますし、離陸してしばらく経てば自然とトイレに行きたくなります。うっかり座ったままなんてことも防げるというわけです。